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勉強してるけど英単語が覚えられない、なんて思っていませんか?
英単語は、何も考えずにただ見ているだけでは覚えられません。発音してみても、書いてみても覚えられない人もいます。何がいけないのか?を把握して、英単語が覚えられる勉強法を紹介します。
- 精神論でごまかすな 英単語の正しい勉強法
- 英単語の勉強法
以上の2つを解説します。
精神論でごまかすな 英単語の正しい勉強法

- 何で覚えられないのか
- 英単語と暗記力
- 定期的にチェックしよう
以上の3つを解説します。
何で覚えられないのか
英単語が覚えられない。自分は頭が悪いと思っていませんか?
・重要なのはどうやって覚えるか。やり方次第で効率が上がります。
英単語や英熟語を何回も見て勉強しているのに、全然頭に入らない。何で自分の頭はすぐに忘れてしまうんだろう。これは陥りやすい勘違いです。
あなたの頭が悪いわけではありません。きっと「勉強のやり方」が違うのです。真剣に勉強している人ほど、英単語が覚えられずに凹みます。ここでつまずいてしまうと英文法や英文読解に進めません。今このタイミングで英単語の覚え方をマスターしておきましょう。
英語以外の学習にも役立つはずです。暗記のやり方は人それぞれですが、勉強のやり方には共通点があるとおもいます。ここでのやり方を通じて自分の勉強法を見つけていきましょう。
暗記力や気持ちが足りない、そういうことではありません。やり方の問題です。正しく勉強すれば英単語は頭に入ります。きっと趣味や好きなことは、すぐに覚えられるはずです。勉強だけ覚えられない脳何てありません。
何で単語を覚えられないのか、どう改善すればいいのか、を解説していきます。
英単語と暗記力
「何で英単語が覚えられないのか」これは多くの人が悩んでいます。
・事実からいうと回数が足りていないんですね。
「勉強時間増やせってことか」いやいや、そうじゃないんです。(今まで勉強時間が少ない人は増やさないといけないかもしれませんが)
英単語が頭に入るには定期的に記憶を確認しなくてはいけません。「その日に1回覚えたから1年後も覚えている」こんなことは滅多にありません。
重要なのは、忘れる前に思い出すこと。完全に忘れてから思い出すのでは遅いのです。人の暗記力には限界があります。
エビングハウスの忘却曲線という記憶に関するデータがあります。さっき覚えたことは今も覚えているはずです。明日、明後日、になるといつの間にか忘れていますよね?この短期記憶の限界を調査したのがエビングハウスの忘却曲線です。
今覚えた記憶は
- 20分後 ➡︎ 42% 忘れる
- 1時間後 ➡︎ 56% 忘れる
- 1日後 ➡︎ 67% 忘れる
- 2日後 ➡︎ 72% 忘れる
こんな感じで記憶は薄れていきます。
なので、このエビングハウスの忘却曲線にしたがって、記憶が薄れる前に復習をしないといけません。何回も復習をしていると記憶が脳に定着していき、長期記憶に変わります。
英単語を長期記憶にできれば、忘れることはあまりないので覚えたと言っていいでしょう。「回数が足りない」これは記憶が薄れる前に短い期間に復習をすること。なんですね。
記憶がなくなってから復習をしても、1からやり直しているのと同じです。なので短い期間でたくさん復習して短期記憶を長期記憶にしておこう。ということです。
英単語を覚えられない人は、勉強時間が足りていない、覚えていない、わけでもなく、記憶のメカニズムを理解できているかどうかの話ですね。
これが英単語を覚えるコツです。自分の脳の限界を把握すれば、効率的に勉強を進められるようになります。
定期的にチェックしよう
具体的にどれくらいの期間で何回復習すればいいんだ、、、
・自分の感覚では、「1ヶ月に7〜8回、復習する」でした。
長い期間をかけてコツコツやっても、いまいち頭に入らないことが多かったです。なので期間を決めて回数をこなしていくことが重要です。1ヶ月に8回なので「一週間に1〜2回」復習する感じですね。
私が本で読んだやり方は「一ヶ月に6回」でした。「大学入試 世界一わかりやすい英語の勉強法」この本は私の「受験の本」です。英語の勉強法はこの本から教えてもらいました。感謝感激雨霰な本です。行き詰まった時に読み返しています。
回数は自分で確認していくのがベストですが一応具体例を出しておきました。記憶の限界は人それぞれ誤差があるので、自分の限界は自分で確かめていきましょう。
英単語の勉強法

- 英単語を覚えるコツ
- 効率のいい勉強法
以上の2つを解説します
英単語を覚えるコツ
英単語を覚えるコツは色々な意味に手を出さないことです。
色々な意味とは、英単語帳には単語の意味、派生語、類義語、例文、文法的な要素、などたくさん載っていたりします。こんなにたくさんの事は一度に覚えられない。という事です。
単語を覚える理由は英語を理解できるようになる事なので、そんなにたくさんの事は必要ありません。なので英単語の意味を1つだけ理解できればOK。
本当は色んな意味を覚えていたほうがいいです。派生語も頭に入っていたほうがいいんです。やるべきこと、やったほうがいいことでも書きましたが、やるべきことに専念しましょう。ここで英単語の意味を2つ覚えようとすると、覚える量が二倍になります。覚える量を二倍にするなら英熟語をやったほうがいいです。なので欲張らずに短期間で1つの意味を暗記していきましょう。
意味がわかる単語が増えてくるとなんとなく英文の話の流れがわかるようになってきます。こうなると英語が伸びている気がして勉強しやすくなります。自分は何を覚えるべきか把握して単語を進めていきましょう。
効率のいい勉強法
人の頭には記憶が区別されています。
- 見たこともない単語
- 見覚えはある単語
- 意味を思い出せる単語
- すぐに意味がわかる単語
の4つです。
1〜2、3〜4は時間があまりかかりません。時間がかかるのは2〜3です。これは「意味のわからない単語」を「意味がわかる単語」にしなくてはなりません。
「意味のわかる単語」があるのなら、一瞬で思い出せるレベルにする。
英文を読んでいて単語を思い出すために時間をかけてはいけません。見てすぐに意味がわかるようになれば読むのも速くなります。単語はたくさん覚えていたほうがいいですが、すぐに思い出せなければ試験やテストで使い物になりません。
・最優先は3〜4。意味を思い出せる単語をすぐに意味が分かる単語に変える。
・次に1〜2です。これはうろ覚えでいいんです。意味はわからなくていいので、この単語見たことある。という状態に持っていけばOK。単語を何回か見れば見たことある状態にはできます。
・問題は2〜3ですね。これが一番時間がかかります。意味のわからない単語から意味の分かる単語にしなくてはいけません。これをするときに出てくるのが忘却線です。忘れる前に復習をする。これをくり返していけば暗記できます。暗記ができたら、一瞬で思い出せるレベルまで繰り返す。
この1〜4を繰り返すことにより英単語が頭に入っていきます。英単語の覚え方が少し見えてきたはずです。あとは自分がどれくらい記憶しておけるのかを理解して、定期的に復習していくことです。自分の記憶力を確かめながら英単語を暗記していきましょう。
・まとめ
- 忘れる前に復習する
- 1ヶ月に7〜8回、復習
- 欲張らずに1つの意味だけを覚える
- 自分の記憶の限界を把握する
- 「意味を思い出せる単語」を一瞬で思い出せるようにする
こんな感じですね。
英単語の勉強は軽く見られていることが多いです。簡単だと思っていても意外とちゃんとできている人は少ないのが現状だと思います。
これを機に英単語を効率よく勉強していけるといいですね。